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東日本大震災で全村避難を経験した飯舘村は、ふるさとの再生へ、総力戦で一つひとつの課題に向き合ってきました。その道のりに想いを寄せ、あるいは新たな可能性を見出して、色とりどりの活動を展開してきたのが地域おこし協力隊の皆さんです。

「つなぐNOTE」は、地域おこし協力隊の隊員の皆さんの視点から、それぞれの活動の軌跡と飯舘村での暮らしについてお伝えします。

東日本大震災で全村避難を経験した飯舘村は、ふるさとの再生へ、総力戦で一つひとつの課題に向き合ってきました。その道のりに想いを寄せ、あるいは新たな可能性を見出して、色とりどりの活動を展開してきたのが地域おこし協力隊の皆さんです。

「つなぐNOTE」は、地域おこし協力隊の隊員の皆さんの視点から、それぞれの活動の軌跡と飯舘村での暮らしについてお伝えします。

 

東日本大震災で全村避難を経験した飯舘村は、ふるさとの再生へ、総力戦で一つひとつの課題に向き合ってきました。その道のりに想いを寄せ、あるいは新たな可能性を見出して、色とりどりの活動を展開しているのが地域おこし協力隊の皆さんです。

今回は、フリーミッション型地域おこし協力隊として働く小幡葉子さんにお話を伺いました。令和7年4月に協力隊に就任した小幡さん。協力隊を目指した時のこと、現在の活動の様子、飯舘暮らしの魅力などについて、語っていただきました。

 

小幡さんが地域おこし協力隊になった訳

私は郡山市で生まれ、関東圏で育ちました。心理学を学ぶためにアメリカ・カリフォルニア州の大学へ進学し、卒業後は薬物・アルコール依存症の治療に4年間携わりました。合計8年間をカリフォルニアで過ごし、念願だったセラピストとしての夢を叶えることができました。
しかし、勤務先の資金削減や永住権取得の難しさなどから、次第に人生の流れが止まってしまったように感じるようになりました。
そんなとき、ニュージーランドにいる知人を訪ねたことがきっかけで、「ここなら永住権が取れそうだ」とわかり、移住を決意しました。その後20年間、ニュージーランドで暮らしました。私にとっては、日本と同じように“故郷”と呼べる場所です。
ニュージーランドでの生活は、私にとても合っていました。大学院で学びを深め、子どもにも恵まれました。アメリカへは自分の意思で夢を叶えるために渡りましたが、ニュージーランドへは“流れに導かれるように”移った場所でした。予想もしなかったことがたくさん起こりましたが、そのすべてが結果的に素晴らしい経験となりました。
臨床アーツセラピストとして大学院に戻り、ニュージーランドでのトラウマセラピストとしての仕事では、カリフォルニアでの経験が大いに活かされました。子どもが18歳になり大学の寮に入ったことを機に、日本へ帰国しました。
両親が郡山市と飯舘村で二拠点生活をしていた時期があり、3年前に初めて飯舘村を訪れました。神社が多く、空気が清らかでとても居心地の良い場所だと感じ、「また絶対に訪れたい」と強く思いました。
その後、当時地域おこし協力隊として活動していた横山梨沙さんをInstagramで知りました。そのときは「地域おこし協力隊という制度を使えるのはいいな」と思う程度でしたが、思い切って横山さんに連絡を取り、2024年7月には彼女が運営していた「コーヒーポアハウス」でお手伝いをしました。そこから自然な流れに導かれるように、飯舘村の地域おこし協力隊として着任することになりました。

 

小さな悩みでも、心のケアは大切に

2025年4月に着任してから、ありがたいことに充実した毎日を過ごしています。訪問カウンセリング、「いいたてクリニック」での個別セッション、月1回の「健康いちばんの集い」でのお手当ケアのほか、学童や地域イベント、ボランティアなど幅広く活動しています。
今後の目標は、定期的なダンスセラピーやアートセラピーなどのワークショップを広げていくことです。もっと多くの方に「心のケア」を身近に感じていただきたいと思っています。悩みに大小はありません。どんな方でも、メンタルヘルスや心のケアはおこなって良いものだと感じています。
セラピーにも様々な形があります。たとえば「お手当ケア」は、やさしく触れることでリラックスを促し、実際に「気持ちよかった」「腰痛が軽くなった」という声も聞かれます。
一方、「アートセラピー」は、クレヨンや絵具、鉛筆などを使って、言葉では表せない気持ちを色や形で表現するものです。自分の心を見つめる時間になります。
地域おこし協力隊1年目として、まずはコミュニティへの参加を大切にしています。地域のお祭りや行事は、ウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良い状態)や「自分のルーツや誇り」にもつながると感じています。今後も積極的に関わっていきたいです。
1年目の今は、さまざまな形で活動しながら、自分らしい方向性を見つけていきたいと思っています。3年後の独立を目指し、まずは足もとを固めているところです。
今の課題は、「形になってきた活動をどう深め、育てていくか」。すべてが楽しいからこそ、どの方向へ進むかを迷うこともあります。村の方々が、自分のことのように教えてくださったり、人をつないでくださったりすることに本当に感謝しています。

 

暮らして感じる飯舘村のこと

 

暮らしてみて感じるのは、コミュニティの力強さです。多くの方が助けてくださり、人との関わりが本当に楽しいです。特に、私の両親世代の方々がとても生き生きと個性的に活躍されていて、海外も含めこれまで住んだどの場所よりも素晴らしいと感じます。
その姿を見て、次の世代が「自分もこんなふうに生きていける」と思えるのは、本当に幸せなこと。飯舘村の大切な財産だと思います。
村民も移住者も、一人ひとりが個性と強さを持っており、それぞれが意義ある体験を重ねています。私もそんな皆さんから日々インスピレーションを受けながら、これからもこの村で活動を続けていきたいです。

 

飯舘村地域おこし協力隊になろう!

飯舘村は、小幡さんのように「フリーミッション型地域おこし協力隊」を採用しています。(2025年度の募集は終了しました。来年度以降にご確認ください。)任期は3年間。募集の詳細については、下記フォームよりお問い合わせください。

2025/09/10

【つなぐNOTE#10】飯舘村地域おこし協力隊-小泉悠さん

2025/08/14

【つなぐNOTE#9】飯舘村地域おこし協力隊-下野真心さん

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【つなぐNOTE#8】飯舘村地域おこし協力隊-髙橋洋介さん

2025/02/12

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