2024.08.28
【いいたての日々】火の見櫓
村のあちこちにある、風景に溶け込んだ火の見櫓。
村のおばあちゃんは「そんなんあったっけ?」と言いながら、
子どもの頃大火があったこと、当時消防団だった爺さまが飛び出して行って、
帰ってきたのが3日後だったこと、溢れるように話してくれた。
きっと火の見櫓を見るたびに、このおばあちゃんと話したことを思い出すだろうなぁ。
そんな場所が増えていくことが嬉しくて、私は今日も村へ通うのだ。
撮影場所:福島県飯舘村関沢/ 火の見櫓
文・曽田めぐみ(3ど°)
写真・栁沼 亘(@wata.cam )